極めるコラム
【羽生農場】日射比例制御による灌水管理(イチゴ)
こんにちは。げんき農場羽生です。
5月に入って真夏日のような高温の日が増えてきましたね。
晴れた日は外気温が25~28℃になることもあり、雨天の日には少し肌寒い日もあります。
そんな時、灌水回数は天気によって晴れた日は多めに、雨の日は少なめに調整するのは面倒ですよね・・・
げんき農場では環境制御盤ウルトラエースT liteを使って、灌水の設定を「日射比例制御」で制御していますので、紹介します。
■日射比例制御
①日射比例制御とは?
灌水する積算日射量を設定することができます。
積算日射量が設定値に達すると灌水を行い、灌水後は再び一から日射量の積算を始めます。
季節や天候に応じて最適な灌水が可能となる灌水制御です。
②げんき農場の場合
げんき農場では積算日射量の設定値を2.5MJ/㎡(メガジュール)に設定しています。
羽生農場のある埼玉県では4~5月は、1日のハウス外積算日射量が快晴の日で24MJ/㎡、
曇りの日であれば13~15 MJ/㎡、雨の日は5MJ/㎡ほどしかありません。
ウルトラネットを使えばこの様に灌水履歴を表示することができます。
・4月の積算日射量と灌水量について
2.5 MJ/㎡の根拠として、灌水量に対してどれだけ排液が出ているかの、排液率を確認しています。
農場では同じハウスに2~3品種植わっていますので、品種による給液量の差や定植場所による生育差の違いで
給液不足が起きないようにしています。
この排液率が20~30%になるようにしています。
③水・肥料の節約効果(4月の場合)
羽生農場が4月行った灌水で、時間制御と日射比例制御の節約効果について説明します。
4月は晴れ16日、曇り10日、雨4日でした。
下のグラフは天候による灌水量の比較を表したものです。
■まとめ
今シーズンのイチゴ栽培において、灌水の時間制御と日射比例制御では
水、肥料の使用量が10~27%程度節約することができることがわかりました。
近年資材のコストは上がり、農薬・肥料は最近仕入れ困難な状況にあります。
皆さんも是非、ウルトラエースシリーズで日射比例制御を導入してみてはいかがでしょうか。
商品紹介ページはこちらから
https://www.sedia-green.co.jp/product/facility/utatlite.html
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