極めるコラム

【羽生農場】観光農園運営について(イチゴ)

こんにちは、げんき農場です。

すっかり春の陽気になり、お出かけできる機会も多くなりました。

花粉も多く飛ぶようになっていますので、外出時はしっかり対策したいですね。

一方で、今作のイチゴ栽培が終盤に差しかかりました。

イチゴが色づく時間がより短くなっているので、今まさしく繁忙期という方も多いと思われます。

さて、げんき農場では今年2月中旬から観光農園事業(イチゴ狩り)を開始しました。

今回はげんき農場のイチゴ狩りや直売について、どのように運営しているかをご紹介します。

 

■イチゴ狩りの概要

 

イチゴ狩りは、1回30分間の食べ放題の形式で運営しています。

時間は「9:15~9:45」、「10:45~11:15」、「12:15~12:45」、「13:45~14:15」の

4回を設定しており、1回あたり20~30人程度を受け入れしています。

ハウス内で食べ比べしやすいレイアウトにするため、列ごとに違う品種を育てています。

 

■イチゴ狩り運営の一日

 

 

・まず、受け入れ予定のハウス内を確認します。過熟果の撤去、床清掃などを行い、清潔にしておきます。

できるだけ、前日中に作業することで当日の負担を減らしています。

直売所や受付は8:30頃から準備を始めます。予約リストの出力、レジの釣銭準備、

直売所への品出し、配布物(プラ容器や練乳など)の補充は毎日行います。

 

・9:00に受付を開始します。受付後はお客様をハウス前室にご案内し、待機していただきます。

その回のお客様が揃い次第、イチゴ狩りの説明(美味しいイチゴを選ぶ基準、

摘み取り方、食べ比べの順番など)をします。

意外と大切なのが、ごみの分別の説明です。配布したプラ容器やプラ製ハサミといった通常のごみと、

イチゴのヘタや食べ残しといった生ごみはごみ箱を別にしているのですが、

分別についてしっかり説明した場合としなかった場合で最後の片付けの手間が大きく変わるので、

時間をかけて説明しています。

 

・ イチゴ狩り終了時刻5分前にはアナウンスし、ハウスからの移動を促します。

その後はお土産を購入する方も多いので、直売所に戻ってレジ対応をします。

 

上記がイチゴ狩りの基本的な段取りです。4回目終了後、ハウス内のごみ片付けや床清掃をします。

また、直売所内のトイレ清掃も行います。やはり食品を取り扱っているので、

清潔感には特に気を配っています。

 

■観光農園化に向けた取り組み

 

農園の改装:

ハウス前室を改装し、待合室を設けました。

また栽培専用だったハウス内に品種表示や危険箇所の表示、ごみ箱、

段差プレート等を設け、一般のお客様に配慮した内装を施しました。

 

 

直売所の商品:

収穫した完熟イチゴのほか、イチゴを使ったチーズケーキやスコーンといった加工品を販売し、

独自性を出すことで付加価値を高める工夫もしています。

 

宣伝広告:

生産物を卸している先やSNSを活用して、顧客との接点を増やすことが重要です。

げんき農場では、道の駅やスーパーの地産コーナーにパンフレットを置かせていただいたり、

インスタグラムでフォロワーを増やせるよう、定期的な更新のほか、

いちご狩りの記念撮影に協力したりするなどしています。

 

■評価・実績

 

おいしいイチゴをたくさん食べていただけるように、2月から精一杯運営してきた結果、

じゃらんでのクチコミ平均評価は☆4.9/5となりました。

また、2024年03月の埼玉県予約件数ランキングにおいて、1位を獲得しました!(予約数800件ほど)

嬉しいクチコミを多数いただけている反面、イチゴの成りが少ないなど、

厳しい評価も少なくありません。しかしこれらは、より良い運営に結びつくヒントになるため、

お客様からのフィードバックを大切にしていきたいです。

 

 

~さいごに~

観光農園は、農業と観光を結びつけ、新しい農業の形として注目されています。

興味がある方は、サービスを充実させた農園づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

 

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