極めるコラム

データをもとに、作物に最適なハウス内環境をつくる。

データが見える、改善につながる。

これまで、作物の栽培環境を分析するためには、手間隙をかけて、毎日かかさずグラフ用紙を片手にハウス内の温度や湿度を記録するか、清水の舞台から飛び降りるような多額の費用を投資し、センサーやデータ収集用の設備を導入する必要がありました。そんな概念を覆すべく開発されたのが、この「ウルトラエースシリーズ」です。

毎月のわずかな費用で手軽にハウス内環境をモニタリング。得られたデータは自動的にグラフ化されるので、ハウス内の環境変化が一目瞭然。収量の悪い時期と良い時期のデータを比較することで、栽培上の問題点を発見し、改善するための指標を得ることも可能です。例えば、環境データのグラフから炭酸ガスが足りないことが判明。問題を解決するために、炭酸ガス発生器を導入。という具合に、作物を育てるために必要な対策を分析し見出すことで、適切な栽培環境づくりにつなげることができるのです。

作物に最適な環境をつくる、維持する。

データを分析し、作物に最適な環境が分かったとしても、その環境をつくり、維持していかなければ、収量の増加にはつながりません。季節の変化だけでなく、一日の中でも刻一刻と変わっていくハウス内環境を一定に維持するのは大変労力がかかるもの。手間がかかる天窓や側窓の開け閉め、循環扇や暖房の切り替えなど、栽培環境を維持するための面倒な作業を自動的に行ってくれる、そんな機能をもあわせもつのが「ウルトラエースシリーズ」です。

設定時間に自動制御が可能なタイマー機能はもちろんのこと、各種センサーによりリアルタイムで情報を感知し、急な天候変化などにも対応。ランニングコストがかかる暖房機や炭酸ガス発生装置を効率よく使うことができます。遠隔作業機能も搭載しているので、スマートフォンやタブレットなどが1台あれば、外出先からも状況を確認、栽培管理ができるのもうれしい機能。これで、ちょっとした旅行や家族の行事などにも気軽に参加することが可能に。農業といえども「オン」と「オフ」のある、楽しい“次世代農業”をサポートします。